グッデイ!!

 

例えば見つめるだけで分かることがある
君が多分その人だってさ

「何?」
 健が俺の視線に気づき、読んでいた雑誌から顔を上げる。
「いや、何でもない(笑」
「えーっ、何だよぉっ!気になるじゃんっ!!」
「いや、なんか可愛いなって見てただけだから(笑」
「可愛くないっ!!」
 そう言って雑誌で顔を隠してしまう。
「だから、それが可愛いんだって(笑」

 

目覚めた時から自然に僕の傍に居る
それがなんだか凄く当たり前さ

「ん・・・」
「あっ、起きたっ♪」
「健・・・もう起きたの?」
「うん。あのねっ、ご飯作ったのv」
「健が?」
「当たり前じゃんっ」
「えー、ちょっと不安だな(笑」
「えーっ、酷ぇ(笑」
「あはは(笑 でも、もう少しこのままでイイ?」
「ん///」

 

在り来たりな言葉超えられず何を求めていた?
答えが見つからないあの日に決別するよ

 仕事仕事で逢えなくて、久々に逢えたのに・・・。
 些細なことで大喧嘩。
 俺も大人気ないなとは思いつつ、日ごろのイライラをぶつけるように健に言い放った。
「健はさ、俺と居るより坂本くんとかさ、井ノ原と居た方がイイんじゃないの?」
 醜い嫉妬。
「何だよっ!自分だって剛に構いっきりじゃんかっ!!」
 ヒステリックな健の声。
「そんな叫ぶなよ・・・」
「何だよバカっ!!」
 バタンとドアを閉め健が出て行く。
「健っ!」
 ハっと楽屋だったことを思い出すが、時既に遅し。
「あのさ、余計なお世話かもしれないけど・・・」
 見兼ねた坂本くんが遠慮がちに呟いた。
「健、ホントお前のこと好きなんだよ?」
 そんなの俺が一番分かってる。
「あいつ、恥ずかしがりやだから、人前じゃあーやって誤魔化してるけどさ」
 そう言って坂本君が苦笑いする。
「会話の大半がお前のことなんだよね」
「・・・」
「ずっとさ、『長野くん』『長野くん』ってさ。さっきだって、お前の話しばっかり」
「・・・俺の?」
「ん。ホント幸せそうに話すからさ。だから・・・何だ・・・その・・・。まぁ、お前の気持ちも分かるが、もっと健と向き合ってやれ?」
「・・・うん」
 カチャ
「・・・長野くん?」
 ドアの隙間から健が顔を覗かせる。
「健・・・」
「「ごめんっ!!」」
「ぷっ・・・あはははっ」
「ふっ、あはは」
「まったく、世話のかかる奴等だ・・」
「健ちゃん、いつでも俺のとこ来てイイからねv」
 横から井ノ原が口を挟んだ。
「ヤだっv」
 俺にしがみつき、イーっと健が笑う。
「あんま健にちょっかい出すな。長野が恐いから・・・」
 坂本君が井ノ原を俺等から引き離した。
「ごめんな?」
「んーん。俺こそゴメン」
「坂本君に色々聞いた」
「・・・ん///」
「まぁ、今度からは・・・ちょっとは寛大になる・・・から」
「うん」
「だからさ・・・」
「俺ね、長野くんと居るときが一番だから///」
「健・・・」
「だからね、ヤだ・・・」
「うん、ゴメン」
 ごめん、ごめん 何度も何度も呟いた。

 

君と始まる Brand New Day
きっと未来は So So So Cool
零れる輝きの瞬間このまま

星に願いをPromises
永久に広がる Good Good Good Days!
繋いだココロならずっとほどがない

 

 

-あとがき-

いやぁ、歌詞に沿って書くとエラいことになりますな;

カラオケで歌おうと思って入れたはイイが、映像がPVで、歌うのそっち退けでガン見してたとか内緒の沢田です(何

 

今回は、結構珍しいCPだったな・・。